被告人から年賀状をもらった話
被告人が国選弁護人と喧嘩したので、代わりに弁護を引き受けて欲しいと、裁判所から依頼されたことがありました。犯罪から考えると、どうしても懲役の実刑になると思われる事件でしたが、被告人は、何とか罰金刑になるようにしろと正直私も、引き受けるにあたって、気が重かったのです。
ただ、問題を起こすのも嫌なので、相手の話を良く聞いて、その意向に沿った形で弁護活動を行ないました。結果は、思ったとおり懲役の実刑判決でした。恨まれたらどうしよう、なんて心配していましたが、その被告人は刑務所からの年賀状で、大変親身に弁護してくれたと、感謝の気持ちを伝えてきてくれました。たとえ望ましい結果は得られなかったとしても、真剣に対応すれば、そのことは被告人にも通じるのだなと感じました。
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