被告人から年賀状をもらった話
被告人が国選弁護人と喧嘩したので、代わりに弁護を引き受けて欲しいと、裁判所から依頼されたことがありました。犯罪から考えると、どうしても懲役の実刑になると思われる事件でしたが、被告人は、何とか罰金刑になるようにしろと正直私も、引き受けるにあたって、気が重かったのです。
ただ、問題を起こすのも嫌なので、相手の話を良く聞いて、その意向に沿った形で弁護活動を行ないました。結果は、思ったとおり懲役の実刑判決でした。恨まれたらどうしよう、なんて心配していましたが、その被告人は刑務所からの年賀状で、大変親身に弁護してくれたと、感謝の気持ちを伝えてきてくれました。たとえ望ましい結果は得られなかったとしても、真剣に対応すれば、そのことは被告人にも通じるのだなと感じました。
- 捜査先から現金約3,000万円を窃盗──東京地裁が執行猶予付き判決 ~高額窃盗に執行猶予がついた異例の背景とは~
- 刑法182条の新設について
- 元職員が、児童ポルノの動画を持っていた疑いで書類送検されたとの報道!?
- メンズエステで生じたトラブルが刑事事件に!?~刑事弁護に経験のある弁護士が解説~
- オンラインカジノを利用したとして、賭博容疑で書類送検されていた男性が略式起訴されたとの報道!?
- 電車内で女性の体を触り、不同意わいせつの疑いで男性が逮捕されたとの報道!?
- 改正法対応・不同意性交罪に対する弁護活動を弁護士が解説!
- 電車内で女性の体を触ったなどとして不同意わいせつの疑いで逮捕されたとの報道!?
- 大麻について、他の薬物と同様に使用を罰するための改正法が12月12日に施行
- 都内メンズエステで「美人局」案件が発生!不同意わいせつとの関係や対応方法について解説します。