AVマーケット運営者摘発の報道をご覧になりご不安な方へ

(このページは、当事務所の弁護士により、2020年10月1日に最終更新しています。)

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先日、ある動画販売サイトの運営者3名が児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで愛知県警などに逮捕されたという報道がなされました。

海外サーバーを使った児童ポルノサイトの運営者の検挙は、全国で初めてになります。

 

愛知県警少年課によると、運営者3名は、2018年1月~昨年6月、アダルト動画の販売サイトを運営し、18歳未満の女児の裸の画像を有料で2人に提供するなどした疑いがあるとされています。

 

このアダルトサイトは、かつて「DIGITENTS(デジテンツ)」と呼ばれ、検挙当時は「そふといちば」「AV market」「のぞきコム」「ゲイスクエア」という名前で運営されていました。なお、これらの会員情報は統一して管理されているようです。

実は、DVDショップアリスの騒動があった時期から、当事務所に当該アダルトサイトのご相談が複数件入っておりました。

 

なお、DVDショップアリスの件、及び当事務所が取り扱ってきた児童ポルノ単純所持の案件は、こちらのページを御覧ください。当事務所は、これまで、多数の児童ポルノ単純所持案件を取り扱ってきました。

 

AVマーケットは、数年前から警察が捜査を進めていたとの噂はありましたが、これがはじめての摘発であり、今後の捜査がどこまで広がるかは未知数です。

その中で、最新情報と、これまでの解決事例、及び現時点での当事務所の弁護士の経験・知識に照らして、よくある質問と、その回答をまとめましたので、御覧ください。

 

最新情報一覧

(2020年10月1日時点)

令和2年10月1日付けの報道によると、令和2年9月30日、児童ポルノの「不特定多数への提供」の疑いで、出品者が逮捕されました。

出品者の逮捕は3人目です。

報道によれば、購入者から相談があり県警が調べていたとありますが、今のところ、弊事務所の依頼者に対して、具体的な聴取などはなされておりません。

今回逮捕された出品者は700万円という多額の販売を行っておりましたので、元から警察は捜査を予定していたところ、その動画の購入者の中に、すでに自ら名乗り出ていた方がいたため、その購入者から事情を聴いた、という可能性もあると思われます。

また、報道によると、一部の購入者についても県警が立件の上、在宅で捜査を進めているとのことです。

ただ、現時点で、250名ほどの弊事務所のご依頼者様のところに家宅捜索に入ったという情報はございません。

 

(2020年9月23日時点)

9月9日、出品者についても逮捕したとの報道がありました

弊事務所でも把握している限り、これから出品者の検挙が続くようです。

出品者については今後も身柄拘束(逮捕)を伴う捜査が行われるものと思われます。

また、購入者・所持者の捜査方針については、警察庁で検討が行われているようで、現在も確定しておりません。

弊事務所ではリアルタイムでの現状把握に努めております。

 

(2020年8月24日時点)

2020年8月22日付けの朝日新聞社の報道にもあるように、運営者3名は、児童ポルノではなく、わいせつ電磁的記録等送信頒布罪で起訴されています。

これは、児童ポルノと連絡のあった商品について削除をしていた実績があったため、児童ポルノを積極的に販売する意図まで証明するのは難しかったのではないかと推測されます。

ただ、購入者と販売者については、警察も、報道において「児童ポルノの購入者や出品者を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで調べる方針」と言っていますので、児童ポルノ禁止法で捜査するでしょう。

なお、報道での会員情報の写真の注釈で、「家宅捜索で押収した資料を分析し、明らかになったアダルト動画販売サイトの会員情報(愛知県警が氏名などを黒塗りにして公表)」と書かれていることから、警察は、少なくとも一定の方については氏名の特定も完了しているものと考えられます。

 

(2020年8月20日時点)

現在、150件以上のご依頼をいただいており、順次ご対応しております。

当事務所は、愛知県警と随時連絡を取り合っており、最新の情報を得ている状況です。

愛知県警は現在、検察庁・警察庁などと協議し、売り手会員・買い手会員に対する具体的な捜査方針を決めているようです。

 

(2020年7月27日時点)

現在、100件以上のご相談をいただいており、順次ご対応しております。

対面だけでなく、お電話やテレビ会議システム(zoom等)を用い、可能な限りご相談をお受けしておりますが、直ちに折り返しや日時のご要望に沿えない場合がございますので、ご了承ください。

なお、ご依頼いただいた方につきましては、まずは氏名等の情報の提供を行い、家宅捜索回避に向けて申し入れを行っております。

 

(2020年7月11日時点)

2020年7月10日付けの報道によると、愛知県警は、押収した資料を分析し、すでに2万人分の会員情報の解析を行ったとのことです。

出品者や購入者についても調べているとのことですので、出品者や購入者に捜査の手が及ぶのも時間の問題と思われます。

 

(2020年7月8日時点)

AVマーケットの自首について

現在、愛知県警では、捜査本部が設けられ、運営者3名の取り調べが続いていると思われます。

まずは、運営者の捜査が進められますので、直近で、ダウンロードした方やアップロードした方が摘発される可能性は低いと思われますが、今後の捜査の進展によって、アクセスログ、IPアドレス、購入時のクレジットカード情報などから、関与者が特定できるようになれば、家宅捜索を含む具体的な捜査捜索に移る可能性があります。(なお、単純所持で逮捕されることはまずありません。)

DVDショップアリスの場合、他の都道府県警察に情報提供を行い、全国で摘発がなされましたが、本件もそのようになる可能性は否定できません。

弊事務所では、すでに複数のご依頼をいただいており、具体的な出頭の準備を行っております。

最新情報をご希望の方、自首をご検討の方におかれましては、一度、弊事務所までご連絡ください。

 

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弊所で扱った児童ポルノ単純所持の案件

ケース1 自首により児童ポルノ単純所持での立件を回避した事例

DVDショップアリスの報道がなされた時点で、不安に思われた方からのご相談があった案件です。

相談者様ご自身との話し合いの中で「報道されている事情などからすれば警察の捜査が及ぶのも時間の問題」と判断し、弁護士が同行のもと警察への自首を行いました。

案の定警察では捜査が開始されておりましたが、自首したことによって、相談者様御本人が上申書を一筆書くのみで、児童ポルノ単純所持での立件はされないという結果に終わりました。

報道がされた直後に弁護士へ相談し自首を決断するという、相談者様ご自身の迅速な判断で、児童ポルノ単純所持による前科が付くことを避けられたというケースでした。

 

ケース2 児童ポルノ単純所持での立件後に、贖罪寄附により不起訴を獲得した事例

このケースでは、ご相談があった時点ではすでに警察の家宅捜索及び検察庁送致後であったため、児童ポルノ単純所持による罰金刑は免れ得ないかと思われた状態でした。すでに自首をすることは出来ないタイミングだったからです。

ただ、ご相談者様からのご依頼により正式に弁護人として担当検事と相談の上、贖罪寄附により、不起訴として終えることができました。

これも相談者様ご自身の判断により弁護士を依頼したため、児童ポルノ単純所持による前科が付くことを避けられたという事案でしょう。

 

ケース3 児童ポルノ単純所持での立件後のご相談であったため、罰金刑を回避することができなかった事例

このケースも、上記ケース2と同様、すでに警察の家宅捜索及び検察庁送致後というタイミングでのご相談でした。

担当検事との交渉や、贖罪寄附も検討したのですが、やはり最終的には罰金刑を回避することができませんでした。上記ケース2との一番の違いは、所持していた枚数であったと思われます。

ただ、このケースでも、仮に家宅捜索前に自首を行っていれば罰金刑を回避できた可能性があります。

前科が付くことを避けるために、また、家宅捜索を避けるために、もし児童ポルノ単純所持などでお心当たりのある方は、出来るだけ早めに弁護士に相談の上、自首をするかどうかを検討するのが望ましいでしょう。

 

よくあるご質問(2020年9月9日最終更新)

Q AVマーケットで、自分が撮影した児童ポルノを販売してしまいました。逮捕の可能性は高いでしょうか。逮捕を避けるためにはどうしたらいいでしょうか?

A おそらく、運営者を逮捕したのは、サーバー情報から、販売者を割り出して検挙するためです。その点では、販売者が逮捕に至る事例も多いのではないかと予測しています。

逮捕を避けるという点では、自首をすることが重要です。

 

Q AVマーケットに会員登録をして、実際に商品を購入してしまいました。逮捕されたり家宅捜索に来る可能性はあるでしょうか?

A これまで、児童ポルノ単純所持だけで逮捕されたという事例は少ないです。その点で、逮捕の心配はしなくてよいでしょう。

ただ、家宅捜索に来る可能性は十分にあります。

 

Q AVマーケットに会員登録をしましたが、サンプル動画をストリーミング再生しかしていません。捜査対象になるでしょうか?

A どこまで捜査が広がるかは不明確です。ただ、ストリーミング再生しかしていない場合に、児童ポルノの「単純所持」に該当するかは争いがあるところで、現在のところ検挙された事例を聞いておりません。その点では、捜査対象になる可能性は、ゼロではないですが、低いのではないかと思います。

 

Q ダウンロードした児童ポルノ動画を削除しました。犯罪になるでしょうか?

A まず、児童ポルノの単純所持は、一度所持をした段階で犯罪が成立します。削除しても変わりません。

また、自分の刑事事件の証拠を消すことは、証拠隠滅罪に該当しません。

 

Q だいぶ前に動画を購入しました。捜査対象になる可能性はあるのでしょうか?

A 一応の捜査の目安が、運営者摘発時から2年前までといわれています。そのため、それ以上前に購入・ダウンロードしている場合は、そこまで心配しなくてもいいでしょう。ただ、それよりも近いタイミングで購入されている場合は、捜査対象になる可能性があるでしょう。

 

Q 家宅捜索などで家族に知られたくありません。どうしたらいいでしょうか?

A 弁護士を伴って、証拠関係等を整理して自首をすることで家宅捜索を避けられることがあります。まずはご相談ください。

 

Q 弁護士とともに警察に出頭したいです。費用はどのくらいでしょうか?(2020年8月20日追加)

A 当事務所の本件の自首同行の費用は、交通費などの実費を含め、33万円(消費税込み)です。

 

Q 遠方に住んでいますが、有料相談・自首の依頼をすることは可能でしょうか?(2020年8月20日追加)

A すでに北海道から沖縄まで、全国からご依頼いただいております。

相談は、電話やZoomを使って行うことが可能です。

また、自首についても、遠方であってもご依頼いただくことは可能です。契約書の作成も、同居のご家族に発覚しない方法で対応することが可能です。

 

Q 自首と刑事相談は違うのでしょうか?(2020年9月9日追加)

A 自首は、自身の処罰を求める前提で、犯罪行為を自ら認めることを言います。

今回の場合、記録媒体を破棄していれば、そもぞも刑事処罰は考えにくいため、刑事相談、すなわち、「刑事事件を起こしてしまったことの相談」として捜査機関に申告することになります。

要は、「そもそも警察側で事件化できるか」ということによる違いであって、ご本人や弁護人が行うことは同じ(人定事項と事件の内容の申告)になります。

現時点(令和2年9月8日現在)において、捜査機関における捜査・処分方針は決まっていないため、自首となるか刑事相談となるかは不明ですが、弊事務所では、警察への情報提供を行う際に、家宅捜索の回避と共に、事件化(=自首)せず厳重注意(=刑事相談)で留めるように申し入れております。

 

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