接見に行かない国選弁護人
買春事件で逮捕勾留
国選弁護人がついて、弁護活動が行われているという事案で、被疑者の親から話を聞いてほしいとの依頼がありました。
依頼している国選弁護人が信頼できないということです。
事件の見通しを聞いても教えてもらえない、接見にも行ってくれない、事件の現状についての説明もないということで、非常に心配しておられました。
何度もお願いして、やっと接見に行ってもらえたとのことでした。
「接見に行ったのに解任とはなんだ!」
被疑者の親は、本人とも話した結果、当事務所に私選弁護を依頼することになりました。
事件の内容などを分析し、勾留に対して準抗告を行い、早急に身柄の開放を行うことができました。
そうした中、解任された国選弁護人から依頼者の親に「解任とはどういうことだ」という抗議の電話があったそうです。
事件の総括
国選弁護人の中には、ほとんど刑事事件をしたことのないものも相当数います。
また、いまだに「義務だからやってやっている」という意識が抜けないものもいます。
国選弁護人の弁護に疑問を感じた場合、刑事に詳しい弁護士のセカンドオピニオンを求めたほうがよいかもしれません。