3人を同時に撮影した盗撮事件
解決までの期間:4か月
最終処分:不起訴
1、電車内のでビデオ撮影
電車の中で、3人の女子高生が話しているところを、ビデオで盗撮したという事案です。
太ももなどを、3人一緒に撮影したわけです。
近くにいた人に見つかり、その場で取り押さえられ、警察に突き出されました。
事案としては普通の盗撮事件です。しかし、被害者が3名いる点が、普通の事案とは異なります。
2、検察官との交渉
検察官と事件について意見交換をしました。
検察官も顔見知りの方で、率直に話してくれます。
本件は、法的に処罰するとなると、3人の女子高生に対して併合罪ということになるのか、観念的競合となるのか、前例もなく難しい問題が生じるということでした。
検察官からは、3人のうち1名からは被害届も出ていないので、被害届が出ている2人の方と示談できれば、不起訴処分にしようと言われました。
3、2件の示談交渉
1件の示談交渉は、非常に簡単でした。父親と話したのですが、特に問題なく示談ができました。
もう一人の被害者の親とは、何回も話したのち、何とか納得していただき示談が成立しました。
被害者が数人いた盗撮事件として、記憶に残る事件です。