自首をして、不起訴になった盗撮事件
事件:迷惑行為防止条例違反(盗撮)
解決までの期間:6ヶ月
最終処分:不起訴
盗撮したスマホを落としてしまった!
依頼者は、書店でスマホを使って盗撮していたところを、他の客に声を掛けられました。
「何をしているんだ!」
あわてて逃げようとしたときに、スマホを落としてしまったのです。
逮捕されるのではないかという不安
依頼者はその後、眠れない毎日が続きます。スマホが警察に届けられれば、自分の身元は明らかになってしまいます。いつ逮捕されるのかと、不安で使用がありません。そこで、横浜パートナー法律事務所に相談に来たのです。
いきなりの逮捕はありませんよ
事情を聴いた当事務所では、本件のような場合に、いきなり逮捕されるよな可能性は非常に低いことを説明しました。依頼者は一応安心したものの、今後逮捕がなくともいつ警察から呼ばれるかを考えたら、思い切って自首したいという強い意向を示しました。そこで、当事務所で、自首に付き添うとともに、その後の弁護活動を受任したのです。
警察への連絡、自首
事件について文書にして警察に提出するとともに、弁護士付添いの元、依頼者が担当警察署に出頭しました。あらかじめ警察とは、逮捕などはしない旨、弁護士として内諾はもらっています。落としたスマホは、遺失物として警察に届けられていました。警察が中味を確認したところ、非常に多くの盗撮写真等が見つかりました。
自首を評価して不起訴に
本件の場合、盗撮写真などが相当数ありましたし、被害者との間での示談も不可能でした。しかし、弁護士として検察官と話して、自首をしたことを評価してもらい、不起訴処分で終わらせることが出来ました。自首をすれば、警察・検察としても、かなり有利な取り扱いをしてくれることを期待できることを示す事例といえます。