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新幹線内での盗撮の事例

解決までの期間:約100日

最終処分:不起訴

依頼者:本人

 

新幹線内での盗撮事件の特殊性

電車内での盗撮事件は、非常によく起きる犯罪類型です。

東京と神奈川を走っている電車内で、盗撮や痴漢を継続して行っていた場合、東京都神奈川双方の、迷惑行為防止条例が適用されることになります。

本件の場合は、走行する新幹線の中での盗撮行為です。上野から出発した新幹線内で盗撮ビデオを継続し、郡山、福島、と盗撮を続け、仙台で捕まったような場合になります。

このような場合も、基本的には東京横浜間での盗撮事件と同じように考えれば済むとは言えます。

しかし、どの地域の警察、検察が事件を担当するのか、被害者様がどこに住んでいる人なのかいよって、示談交渉がかなり大変になると言った特殊性があります。

 

遠方の警察等の交渉

本件では、遠方の警察と連絡を密に取りました。

警察も、このような事案は先例が無いということで、どの県警が担当するかを決めるだけで、相当長い時間がかかりました。

その間、被害者様へ連絡をとり、何とか最終的に示談に応じて頂けました。本件では、結果的に被害者様がそれほど遠いところの方ではなかったのが幸いでした。

 

検察との不起訴の交渉

時間が警察から、検察に送られたのちは、検察との交渉になります。

当初検察は、自分のところで処理せずに、被疑者の住居地の検察庁に事件を送る方向で検討しておりました。

しかし、担当検察官と話すと、「自分なら示談が出来ているなら、本件は不起訴としたい」といってくれました。そこで、事件を他の検察用に移送することなく、そのまま不起訴としてもらえるように強く依頼しました。

また、その検察庁は、被疑者の住所からは相当離れたところにあるため、被疑者の反省等をよく説明し、検察での取り調べをすることなく、最終的に不起訴処分として頂けました。

 

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