受験直前の高校生への盗撮事件
解決までの期間:約5か月
最終処分:不起訴
依頼者:本人
電車内での高校生への盗撮
被疑者は会社でのストレスを、盗撮行為で紛らわしていました。 ある日、電車内で高校生の盗撮を行ったときに、乗客に見つかり、そのまま警察へ連行されました。
本人は素直に犯行を認め、逮捕には至りませんでした。 被害者へのお詫びと、弁護の依頼が、当事務所に来た案件です。
被害者へのお詫び
検察官を通じて、被害者側に連絡を行いました。 しかし、被害者本人は現在受験生で、これ以上気持ちを乱すようなことはさせたくないということで、示談等を一度は断られてしまいました。示談しなくとも、不起訴にならないか検察官と交渉するも、なかなか良い返事はもらえませんでした。
被害者の負担にならない示談を
そこで、被疑者本人は二度と盗撮などしないように、クリニックの治療を受けさてもらうことにしました。 また、被害者に脅威を与えないように、電車も変えてもらうという対応も行いました。 このような誠意を、検察官を通じて被害者の保護者に伝えていただき、そのうえで、被害者側とは会うことなく、示談書のやり取りのみで、負担をかけない形での示談ということで納得して頂くことができました。
被害者側の立場を尊重し、受け入れやすい形での示談方法を探ったことで、解決の糸口を掴んだ事案です。