強姦事件が逮捕から2週間という短期で解決した事例
罪名:強姦
期間:2週間
最終処分:不起訴
相談のきっかけ:父親からの相談
父親からの電話
最初の連絡は、父親からでした。
聞くと、息子が強姦で逮捕されたとのこと。
被害者が職場関係の女性という以外に情報がなく、分からないことばかりでした。
強姦罪は非常に重い罪ですし、詳しい情報を得るためにも、さっそく接見に行きました。
合意の有無
本人はかなり意気消沈していましたが、話を聞くと、相手の女性は嫌がる素振りをみせなかったため、行為に及んだとのことでした。
強姦や強制わいせつの場合、合意の有無が焦点になるものが多々あります。
「相手は抵抗もしなかったので、同意していると思っていた」という一方で、被害者側は「怖くて言い出せなかった」と述べるケースです。
示談交渉
このような事件の場合、最終的に争うかどうかは別として、基本的には示談を目指すことになります。
本件でも、被害者の女性、そして、若年の被害者に代わって、その保護者と、交渉を行いました。
交渉といっても、無用な駆け引きをするわけではありません。
同意があったと勝手に勘違いしていたこと、本人が反省していること、今後顔を合わせないための措置を考えていること、慰謝料もできる限り支払うこと、など丁寧に時間をかけて説明するのです。
告訴の取消、不起訴へ
当初は、強く処罰を望んでいた被害者側も、何度も話し合いの機会を持つことで、徐々に感情が軟化していきました。
そして、最終的に、もう二度と会わないことや、遠方へ引っ越すことなどを約束した上で、告訴を取り消してくれることになりました。
逮捕から2週間という短期での解決となりました。


