相手方の女性に謝罪を続けた結果、10日間で示談となった事例
期間:10日間
最終処分:不起訴(告訴せずに示談で解決)
依頼者:被疑者
1.女性の部屋に行って
パーティーで会った女性が酔ったので、家まで送っていきました。女性は一人暮らしで、部屋に入ると、女性の方から抱き着いてきました。確かにその女性はかなり酔っていましたが、自分からアクションを起こしてきており、意識は十分になったと思います。そこで、関係を持つことになったのですが、もちろん相手も嫌がってなどいませんでした。
ところが、翌朝その女性からメールが来たのです。酔って、意識がほとんどない状況で、無理やり強姦されたということです。自分としては、はめられたのではとさえ思います。ただ、会社などの関係もあるので、何とか穏やかに終わらせたいと思います。
事務所に来た20代後半の依頼者は、この様に話しました。
2.合意の有無
依頼者の言うことを前提に考えれば、確かに強姦とは言えないケースです。
その一方、女性側が問題を大きくすれば、相当のリスクがあることも確かです。
よって、意識のない女性を送っていき、勢いに乗じて無理やり関係を持ったと事実認定される可能性も、否定できないからです。
少なくとも、相手の女性には誠意を持って対応する必要があります。
3.示談交渉
弁護士から、女性に連絡をとり、何度も謝罪を続けました。
女性側の気持ちを尊重しながらも、男性側にもことさら強姦するようなつもりはなかったことを説明いたしました。
最終的に、女性の方と直接弁護士に会って話したことにより、一定のお金を支払うことで、本件は示談で解決することが出来ました。
依頼を受けてから、10日程で解決した事案です。
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