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18歳未満と関係を持ち、児童買春かと不安に感じ自首により解決した事例

解決までの期間:約2週間

最終処分:捜査不開始

依頼者:本人

 

拭われない不安な気持ち

3か月前に、出会い系サイトで出会った女性にお金を渡して、わいせつな行為をした。年齢は、口頭では、23歳と言っていたが、見かけはもっと幼く感じた。証明書等で年齢を確認したわけではないし、ライン等のやり取りは不安になりすべて消してしまって残っていない。もし、後から、その女性が18歳未満とわかって、児童買春で捕まることになったらと不安で堪らない。

 

このような相談を受け、弊所では、18歳未満で児童買春となるかどうかも明らかでないし、警察の捜査が始まる可能性も、かなり低いことを丁寧に説明しました。

 

ただ、どうなるか分からないという可能性が残るのが不安でよく眠れない。できる限りのことをしておきたい。そこまで不安な気持ちが強いのならと、弊所では自首出頭を勧めました。

 

自首出頭の難しさ

本件のように、犯罪となるかどうか不明で、相手の女性の特定も難しい事案だと、本人だけが出頭しても警察が取り合ってくれないこともあります。

 

そこで、弁護士が事情を詳しく聴取し、意見書を警察に提出し、自首を行うという方針を取りました。いつ、どこで、どういう経緯で出会って、どういう行為をしたのか。年齢の点については、どのようなやり取りがあり、また、そのときの状況から年齢を推測するような事実はなかったのかなどを、丁寧に聴取しました。その内容を、意見書にまとめて、管轄警察署の担当部署の方に自首出頭に応じていただけるよう働きかけました。

 

弁護士が、事実をまとめた意見書を作成し、出頭日程も調整し、当日は本人と一緒に同行するという段取りをそろえることで、本来警察に取り合ってもらえないような事件で、自首の手続をとることができることとなりました。

 

はっきりとさせることで得られた安心感

その結果、担当警察官は、意見書の内容の事実を吟味し、その相手の女性が補導等されていないかなどを調べてくれました。その結果、本件では、犯罪非該当だろうから、捜査を開始しないということを警察官の口からはっきりと聞くことができました。

 

本件のように、不安な気持ちが募り、眠れない、日常生活に支障がでるなどの場合には、このように自主出頭することで安心感が得られたという一事例であるといえます。

 

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