Twitterで女子高生が援デリを運営して補導!これまでも男7人が摘発!
援助交際をした男性は逮捕される? 自首したほうが得策?
1 報道の概要
今年3月、ホテルから出てきた男を大阪府警が職務質問したところ、女子高生3人がツイッターなどで知り合った男らと援助交際していたことが発覚し、大阪府警は、女子高生3人を保護するとともに、女子高生たちを買春したとして、男7人を摘発したとのことです。
7人は大阪府や京都府に住む20~40代の会社員や公務員で、それぞれ昨年11月~今年4月、大阪府内のホテルや車内で、ツイッターで知り合った女子高生たちに対して現金を渡し、みだらな行為をした疑いが持たれている。府警は今年6~10月、男7人のうち4人を逮捕、残る3人を書類送検している。全員容疑を認めており、「女子高生が好きで手を出した」などと供述しているという。
府警は今後、女子高生たちと援助交際を行ったとされるほかの男らについても立件する方針とのことです。
2 Twitterでの援助交際・援助交際デリバリーが増加しています
弊所でも児童買春の案件に多く携わっておりますが、出会系アプリは年齢制限があるため、そこで18歳未満の買春が行われる事例は少なくなっているように思います。
その代わりに未成年の買春で利用されているのがTwitterです。Twitterのダイレクトメッセージで連絡を取り、カカオトークなどで連絡をとって援助交際をするというのがお決まりのパターンだといえます。
Twitter社は、警察の要請に対して、開示に応じることが多いようで、Twitterの情報ややり取りの内容が警察に流れることが多く、芋づる式に買春した人が摘発されているように思います。
3 Twitterでの児童買春が摘発されるのは、どのような場合?
Twitterが自発的に児童買春と疑われると通報している事例は、まだ聞いたことがありません。
よく聞くのは、今回のようにその少女が補導された場合、あとは親や教師が発見して警察に通報する場合です。
多くはないですが、警察のサイバーパトロールで発見されることもあります。
4 児童買春の逮捕の確率は
児童買春で逮捕される確率は、それなりに高いといえます。とくに被害児童が中学生の場合は、ほぼ逮捕されているように思います。
今回のように被害児童が高校生の場合は、(私見に過ぎませんが)6割程度が逮捕され、あとの4割が在宅捜査で書類送検されているように思います。
逮捕されることが多いのは、
①同種の前科か似たような前科がある場合
②同居の親族がいなかったり安定した仕事がない場合
③余罪が多数ありそうな場合
です。
ただ、そうでない場合であっても逮捕されることはあります。
5 児童買春をしてしまったら?
もしあなたが児童買春をしてしまったら、まずは逮捕を避けるために全力を注ぐべきです。
逮捕されると、報道されることもありますし、そうでなくても仕事に行けないことによって職場に発覚することもあります。そうなると、職場復帰は難しくなります。
児童買春の初犯であれば、弁護士とともに自首をすれば、逮捕される可能性は極めて低くなります。
もしあなたが児童買春をしてしまったら、早めに、このような案件を多く取り扱っている弁護士に相談をするのがよいでしょう。