女子高校生に児童買春をさせた容疑で男子高校生が逮捕され、お客も検挙!
刑罰の重さは?

1 事件の概要

高校3年生(17歳)の少年が、2020年8月、SNSで高校1年の女子生徒になりすまして男性客を募集し、ホテルで女子生徒(当時15歳)にみだらな行為をさせた疑いで逮捕されました。

少年は女子生徒と去年7月頃にSNSを通じて知り合ったとみられていて、「パパ活しないか」「多い子で100万円稼いだ子もいるよ」などと話を持ちかけたということです。

なお、客の男性についても、児童買春の疑いで、書類送検する方針とのことです。

 

2 SNSを通じた援助交際デリバリー(通称「援デリ」)が増加しています!

援助交際デリバリー(援デリ)とは、元締めが援助交際希望者を集客し、そのお客のところに買春目的の女性を送り込み対価を得るビジネスです。ここ10年ほど援デリ案件はありましたが、SNS(とくに年齢認証のないTwitter)の流行によって、援助交際デリバリーが再び増加してきています。

写真を見て援助交際を申し込んだが、全然違う幼い女の子が来たという事例は、この援デリ業者である可能性が高いところです。

 

3 少年の刑罰は?

この少年は、児童買春・児童ポルノ処罰法(正式名称:児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律)違反で検挙されていますが、児童だけに限らず行っていた場合は、売春防止法違反(周旋)となることもあります。

ただ、17歳ということで、刑事罰ではなく、おそらく少年院等の処分になるのではないかと予想されます。

 

4 お客のところに警察は来る?年齢を知らなくても処罰される?

この援デリ業者と取引をした客については、仮に児童(18歳未満)だと認識できなければ、前科となることはないです。

ただ、メッセージのやり取りや容姿から、明らかに18歳未満であると考えるべき場合は、児童であるとの認識があるとされ、児童買春罪になるでしょう。

初犯の場合、1~2件であれば罰金刑でしょうが、それ以上であれば、正式裁判の上で懲役刑になることが多いです。

あと、援デリ業者の捜査のため、お客のところに事情聴取に来ることがあります。これは、年齢の認識をしていなくても、性的関係をもったことが重要な事情だからです。

 

5 援デリを使ってしまったが、警察沙汰にしたくない場合は?

もし援デリかもしれない場合、仮に年齢を知らなくても、警察が事情聴取のために来る可能性があります。

もし警察沙汰を避ける場合は、あらかじめ弁護士に相談の上、警察に自主的に相談に行くという選択肢があります。当事務所では、これまで多数の自主相談案件を取り扱ってきました。

ご不安な場合は、まずは当事務所にご相談いただければと思います。

 

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