路上で寝ていた酔っ払いを轢いてしまった事例
解決期間:1年2月
最終結果:執行猶予
1、まさか人が寝ているとは!
本件が起きたのは、夜中の零時近くのときです。幹線道路を運転していて、路上で寝ていた人をひき殺してしまったという事案です。
「まさか人が寝ているとは思えませんでした」という依頼者の言葉に嘘はないでしょう。
被害者は、飲酒をしていたようです。あとには奥様と小さな子供が残されました。
2、それでも起訴される
依頼者は、前科等もありません。これといった交通違反もない人です。
何とか起訴されないようにできないか、検察官と話しましたが、非常に厳しい。
後から現場検証をすると、注意して運転していれば、人が道路にいることはわかったはずであることは、間違いなさそうです。
3、できる限りの丁寧な弁護
本件は、被害者側への謝罪、保険会社と話しての十分な損害賠償の提供など、できる限りの対応をしてまいりました。
結果的には、執行猶予付きの懲役刑でした。あらためて、自動車運転の怖さを感じた事件でした。