他の事務所が匙を投げた淫行条例違反事件
最終処分:不起訴
依頼者:本人
他事務所へ相談したが…
20歳を少し超えた依頼者からの相談でした。
「18歳未満の女性と一度だけ関係を持ったところで、警察に捕まりました。逮捕はされませんでしたが、罰金刑になるだろうと言われました。そこで、刑事弁護専門ということで、大々的に宣伝している某法律事務所に相談に行きました。全部で200万円を預けて、依頼しました。しかし、その事務所では、検察官に会いに行ってもくれません。検察に電話をした結果『相手の女性の保護者は示談しないと言っている』ので、これは無理です。諦めて下さいといわれました。『せめて検察官に会いに行って、直接お願いしてください』と頼んだんですが、『どうせ無理ですし、私が行くと更に費用が掛かりますよ』と言われました。そのくせ、罰金刑になっても、成功報酬は発生すると言われています。とてもこれ以上は信頼できません。何とかならないでしょうか?」
確かに私も、話を聞いて、かなり難しい事案だなとは思いました。しかし、可能性はまだ残っています。そこで当方で引き受けることにしました。(ちなみに前の某事務所は解約したとのことです。何一つ仕事をしないかったが、着手金は返還されなかったとのことでした。)
弁護活動の結果、奇跡的に不起訴に
当方は、まず検察官に会いに行きました。本件が終わるまでに、計3回は会いに行っています。そこで、もう一度示談についての口利きをお願いすると共に、仮に示談できない場合でも、十分な反省の気持ちと贖罪寄付を条件に、不起訴にしてもらえるように交渉しました。
示談は残念ながらできませんでした。しかし、検察官と話した感触から、贖罪寄付等を行うことで、不起訴の可能性も残っていることを確信しました。
当人の反省文や、18歳未満の人と交渉を持つような精神的な問題を解決するためのクリニック通院等、出来る限りのことを行い、それらを逐次検察官に報告して参りました。その結果、最終的に不起訴処分として貰えました。
他の事務所が匙を投げた案件で、奇跡的に成功したものとして、思い出に残る事件となりました。
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