人身事故後に逃げたが、逮捕されずに済んだ事例
事件:道路交通法違反、自動車運転過失傷害
解決までの期間:7ヶ月
最終処分:執行猶予
ひき逃げ事件
人をひいてしまったのち、パニックになってそのまま逃げてしまった事例です。幸い、被害者のけがは重傷とまでは言えませんでした。しかし、ひき逃げとなりますと、重大犯罪です。通常は逮捕勾留されることになります。
自首の効果
事故を起こした若い女性は、父親と一緒に警察に出頭しました。警察は、既にひき逃げ車両のナンバーなどから本人の特定が出来てはいましたが、出頭してきたことを評価して、逮捕しないで対応することとしました。
被害者との対応
本件では、ひき逃げされたということで、被害者側の態度に非常に厳しいものがありました。粘り強く交渉を重ね、一定の金額を保険会社からの示談金に対して支払うことで、被害者側の納得を得ることが出来ました。
裁判手続き
ひき逃げ事件ということで、被害者側の宥恕があったとしても、本件は起訴されました。ただ、裁判所に対して、本人の反省、今後車に乗らない決意に加えて、被害者の宥恕を示すことで、かなり軽い執行猶予付きの判決となりました。
ひき逃げ事件としては、身柄拘束や判決内容など、かなり軽く終わった事例と思われます。