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罰金寸前で示談が成立した事例

解決までの期間:3ヶ月

最終処分:不起訴

依頼者:ご本人

 

示談成立?

ご本人からの相談でした。聞けば、盗撮行為をしてしまったとのこと。

しっかりと被害者に謝罪するべく、検察官に取次ぎを依頼しました。

結果、しっかりと更生することを約束できるのであれば、被害者としては、特に処罰についての意見はない、という言葉をもらうことができました

慰謝料の支払いは拒否されたため、その旨の報告書を検察官に提出しました。

検察官としては、「慰謝料として●円支払い、その代わり処罰は求めない」といった分かりやすい形を考えていたようでしたが、当然、ありのまま報告しましたところ、被害者の意向を直接確認したいとのことでした。

ただ、結論としては、示談が成立しているものとして、穏便な処分で検討していると言われていました。

 

検察官の意思確認

その後、取調べが行われましたが、本人が検察官から告げられたのは、「罰金」という結論でした

検察官に理由を聞けば、「被害者の意思確認を行ったところ、「絶対に処罰してほしくない」とは言わなかったため」ということでした。

このあたりは聞き方の問題もありますが、誘導的に聞いたのではないかと勘繰ってしまいました。

 

再度の示談交渉

本人からその旨聞いた直後、検察官に連絡し、こちらでも再度確認を取りたいため、罰金の処分を留保するように求めました

与えられた猶予は1週間、すぐに被害者に連絡し、再度交渉の時間をもらいました。

聞くと、やはり、検察官から誘導的な話があり、また、こちらの意図も充分に伝わっていなかったとのこと。

すぐに現状を伝え、しっかりと説明したところ、無事、理解を得ることができました。

示談結果を報告したところ、最終的な処分は不起訴

最後まで諦めない姿勢が重要だと認識した事件でした。

 

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