再度の犯行であるものの、早期釈放を実現し、示談によって不起訴となった事例
罪状:迷惑行為防止条例違反(盗撮)
解決までの期間:約1ヶ月
最終処分:不起訴
依頼者:母
事件発覚からご依頼まで
突然、弁護士の携帯電話に、数年前に盗撮で依頼があった方のお母様からの着信がありました。お母様は、前回の盗撮の事件のときに伝えていた弁護士の携帯電話の番号を「もしものとき」のため、きちんと電話帳で保管していたそうです。それで電話をくださったようです。
慌ててかけ直してみると、息子さんがお風呂場の盗撮をし、現場から逃げたものの、警察まで自首をし、逮捕されたということでした。
息子さんは、過去の事件からやっと立ち直って、就職もできた矢先ということでした。お母様から早期釈放、不起訴を目指すために、当事務所に依頼がありました。
弁護活動の流れ
この方には盗撮の前科がありました。前科がある中での再犯は、一般的に身柄拘束が続くことが多いです。
しかしながら、今回は、自ら自首をした経緯がありました。
弁護士は、自首をしたことや、ご家族の監督が期待できることを主張して、身柄の釈放活動を行い、無事、翌日に釈放してもらうことができました。
その後、被害者のご家族に対して、弁護士から謝罪をし、本人が自首をしたということも相まって、示談をしてもらうことができました。
これらの弁護活動によって、前科があったにもかかわらず、早期釈放・不起訴という最善の結果が獲得できました。
弁護士からのコメント
一般的には、再犯の場合は、身柄釈放も難しくなりますし、刑罰も重くなります。
そのなかで、この事件は、自ら自首をしたこともあって、釈放が認められ、示談もできたといえます。
再犯をしてしまったとしても、あきらめず、弁護士に早めに相談をしてもらうことで、最善の結果が得られた一つの事例だといえるでしょう。