公務員の20歳男が57歳女性に痴漢して、警察官に現行犯逮捕されたとの報道!?
1 事件の概要
地下鉄の電車内で、前に立っていた女性(57)の体を服の上から触ったとして、公務員の20歳の男が現行犯逮捕されました。
男は容疑を認めているということです。痴漢の情報を把握し張り込み捜査中の鉄道警察隊が、現行犯逮捕しました。取り調べに対し、容疑者は容疑を認めています。
以上の事案をもとに、法的に問題となる点を解説します。
2 高齢者への痴漢
20歳の男性が、57歳の女性に痴漢行為をするというのは、少し奇異な感じもします。
しかしこのような事案は、現実に相当起きています。当事務所では、80代の女性に対する盗撮の事案も担当したことがあります。
これに関連して、被疑者の中には、「あんな年寄りに痴漢するわけないだろう!」などと暴言を吐く人もいます。
しかし、一般的にはこのような言い方をすると、反省の気持ちが無く、被害者を侮辱したということで、より重い処分がなされることになります。
3 警察による張り込み捜査
痴漢が多発しているなどの被害情報があると、警察が重点的に張り込んでいることはよくあります。
さらには、特定の被害者をターゲットにする痴漢事件などもあり、被害者からの申立により、警察が見張っている場合も多いです。
このようなケースで、現行犯として逮捕されるケースは相当数あります。
4 20歳の被疑者
被疑者は成人したばかりです。1年若ければ少年法が適用されることになります。
しかし、本件のようなケースでは、少年法が適用された方が現実の処分は重くなります。本件、成人の事件なら、恐らく勾留されずに出てきて、初犯なら罰金刑で終わります。
しかし未成年なら、普段の素行なども勘案されて、少年鑑別所に1か月ほど入れられる可能性も否定できないです。
5 本件の弁護活動
本件は、被害者のいる犯罪なので、十分な謝罪と損害賠償が必要となります。
本人がまだ若いということもあり、示談ができれば十分に不起訴となる事案です。
6 痴漢事件を起こした人へ
当事務所では、多くの痴漢事件を扱ってきています。
検察官や被害者との交渉に加え、電車の変更といった被害者に安心して頂くための方策なども積極的に手助けをしてきています。
痴漢事件など起こした方は、まずはご相談願います。
執筆者情報
大山 滋郎Jiro Oyama
弁護士法人 横浜パートナー法律事務所 代表弁護士