テレビや新聞などに報道されたくない
逮捕されたことが報道されるタイミング
被疑者として報道されるタイミングは、逮捕時に警察から発表されることが一般的です。
通例、逮捕されると、その人の情報は、24時間以内に報道機関に流されます。そこから、報道機関が、報道すべきと判断したものを報道しています。つまり逮捕されてしまうと、報道を避けるのは難しくなってしまいます。
芸能人や著名人の場合は、書類送検のタイミングでも報道されることがありますが、ほとんどの方の場合、逮捕以外のタイミングで報道されることはありません。
その一方で、すばやく弁護士に依頼し適切な方法で自首をすることで、逮捕を避けることが可能なケースもあります。逮捕を回避することで、結果として報道されないで済むということです。
実名報道による不利益
少年事件である場合などを除き、報道は基本的に実名でなされます。ひとたび報道されてしまうと、真実の如何にかかわらず犯人として扱われ、職場・学校に限らず近隣住民からも批判の目に晒されます。
注目を浴びるような事件であれば、インターネットやSNS上でも記事の転載が繰り返されます。ネット上から記事を消すことが困難であったり、長い時間を要するようになってしまったりと、報道による不利益は極めて大きいといえます。
メディアによる報道を避けるためには、事件から警察の捜査が及ぶまでの間に、速やかに弁護士に依頼することが極めて重要なのです。
執筆者情報
大山 滋郎Jiro Oyama
弁護士法人 横浜パートナー法律事務所 代表弁護士