ゲームセンターで女性のお尻を触った疑いで、男性が逮捕されたとの報道!?

1 痴漢(迷惑行為防止条例違反)による逮捕の報道

2021年3月25日、北海道迷惑行為防止条例違反(痴漢)で男が逮捕されたとの報道がなされました。

ゲームセンターで、10代の女性の尻を触ったという疑いがかけられているようです。

本人は「触っていない」と容疑を認めていないようです。

迷惑行為防止条例違反のみで身柄拘束(逮捕)までされることは稀ですので、おそらく容疑を認めていないことが原因と思われます。

 

2 痴漢(迷惑行為防止条例違反)が成立してしまうと

痴漢(迷惑行為防止条例違反)が成立してしまうと、6か月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されてしまう可能性が高くなります。

痴漢(迷惑行為防止条例違反)による懲役や罰金を避け、不起訴処分(何らの刑罰も受けない処分)を獲得するためには、①被害者様への謝罪(いわゆる示談)と、②検察官との交渉が重要になってきます。

 

3 示談交渉はなぜ弁護士にお願いしなければならないのか?

示談交渉といっても、やはり一番重要なのは、心から反省して謝罪を行うことです。

そうすると、特に弁護士に依頼せずとも、自分で示談交渉ができるのではないかと考える余地もあります。それはそれで、あり得ることだと思います。

ただし、ほとんどの場合では、被害者様は、話し合いには応じてくれないどころか、連絡先すら教えてくれません(報復などの恐れもあり、個人情報を漏らしたくないからです)。

そこで、弁護士が、検察官や警察官などの捜査機関に頼み「本人が弁護士を通じてしっかり謝罪したいと申し出ている。弁護士限りで構わないので、連絡先を教えてもらえないか。」と取次をお願いし、被害者様とのお話合いに応じてもらうのです。

無事被害者様が謝罪(示談)を受け入れてくれたら、後は検察官との交渉になります。

この交渉についても、やはり法律知識があることが前提となりますので、一般の皆様が自分だけで行うには限界があります。

 

4 弊所でお手伝いできること

このように、被害者様との示談交渉や検察官との交渉は、弁護士に頼むのが最も安全かつ確実な手段といえます。

弊所ではこれまでも、多数の痴漢(迷惑行為防止条例違反)事件で、被害者様への謝罪(示談)や検察官との交渉により、多くの不起訴処分(刑罰を受けない処分)を獲得してきております。

少しでもお心当たりのある方は、今すぐご相談ください。

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執筆者情報

佐山 洸二郎Kojiro Sayama

弁護士法人 横浜パートナー法律事務所 弁護士