完全否認事件での身柄解放

罪名:公然わいせつ

依頼者:

深夜3時に一本の電話

深夜三時に、事務所に一本の電話がかかってきました。「息子が公然わいせつをしたということで、警察に突然連れて行かれてしまった・・・。」

そこで私は、始発の電車に乗って警察署まで接見に行き、息子さんの言い分を聞きに行きました。息子さんは、そのようなことをした覚えはないということ。完全な否認事件でした。

しかし、息子さんは、これまで長年会社で働いてきた人で、疑いをかけられているということがわかるだけで、会社に迷惑をかけ、会社に居られないということでした。私としても、なんとか早期に解放するため、努力する旨を伝えました。

また、息子さんに、きちんとした監督を受けられるよう、実家から通勤することについても、この時点で了解を取りました。

否認事件の身柄解放の難しさ

否認事件は、釈放すれば証拠を隠したりする可能性があるということで、ほぼ確実に勾留されてしまいます

そのなかで、私としても、なんとかして証拠を隠させないようにするため、策を考えました。まずは、息子さんが現場に近づかないようにするため、既に定年退職しているお父さんに対して、息子さんの送り迎えをし、定期的に息子さんと電話で連絡を取ることをお願いし、さらに身元引受人になってもらうようお願いをしました。

検察官への交渉

お父さんとの約束を検察官に説明するため、すぐに検察官と面談を申し込みました。

しかし、検察官は、「難しい」という回答しかせず、案の定、勾留請求がされてしまったのです。

裁判官の面談と、追加の誓約

勾留請求がされたということで、私は、すぐに勾留決定をしないよう、裁判官との面談を申し込みました。そこで、裁判官として、具体的にどの点に疑念をもっているかを問い合わせました。

そして、その疑念を払拭できるよう、直後に家族に電話をして、資料を補充して、裁判所に追加資料を提出したのです。

すると、勾留請求が却下されたとの連絡を受けたのですが・・・

検察官からの準抗告

勾留請求の却下の連絡のあと、すぐに検察官が、その決定に対して不服の申立て(準抗告)をしました

私は、この準抗告に対抗するため、新たに意見書を提出し、電話で担当裁判官と話をし、なんとか解放してもらうようお願いをしました。

すると、この準抗告は棄却され、午後9時ころ、無事身柄が解放されたのです。

そして、無事、職場に復帰することができたのです。通常、否認事件で身柄が解放されるのは考えられないことです。しかし、今回解放できたのは、捜査機関や裁判所の懸念に迅速に対応できるように、家族にスタンバイしてもらい、私からの要望に対して、きちんと迅速に約束してもらうことができたからだと思います。捜査機関の懸念に対し、細かく問い合わせ、アプローチすることの大切さを知った案件でした。

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