11件中6件を不起訴にした裁判員裁判

連続の強姦致傷・強制わいせつ致傷、強制わいせつ等の事件です。重大事件であり、裁判員裁判となります。全部合わせると20件以上の犯行がありました。中には相当悪質なものもあります。本件では、そのうちの幾つが立件されるのか、最後の最後まではっきりしない中で、弁護活動が続けられました。

 

強姦致傷などの性犯罪の場合、裁判員裁判が始まってから、量刑が非常に重くなりました。裁判員以前の、裁判官による裁判に比べて、1.5倍ほど重くなったというのが実感です。特に、一度起訴されてしまうと、損害賠償や示談が行われても、裁判員達はそれほど評価してくれません。そうしますと、起訴前に示談して、起訴されないようにすることが特に弁護活動として重要になります

 

本件では、非常にたくさんの事件がある中で、示談金に回せるお金が1000万円程でした。この金銭をできるだけ有効に使い、何件立件されるのか分からない連続事件を、それぞれが起訴される前に示談する必要があります。

 

結果的には、11件立件されたうちの6件を、起訴前の示談で落とすことが出来ました。これによって、裁判員裁判でも、このような事件としては軽い判決をとることが出来ました。

 

裁判後の、裁判官及び検察官との反省会で、裁判長から、「本件は示談で多くの事件を不起訴にしたところで、事実上結論が決まったような事件だと感じた」と言って貰ったことが、印象に残っています。

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