保険会社の対応が悪い! 遺族が実刑を求めた事案

罪名:交通事故
解決までの期間 およそ2か月
最終処分 執行猶予付き判決
依頼者 本人

信号無視の交通事故

依頼者は、赤信号を見落として交差点に突入し、死亡事故を起こしました。逮捕こそされませんでしたが、犯行対応が悪いこと、当初は自分の方の信号が青だったと言い張っていたことから、遺族感情はかなり悪い状態でした。起訴されたのちに、当方で裁判での弁護の依頼を受けました。

保険会社の対応

本人は、遺族の方へのお詫びなどを行うのに、保険会社の人の言うとおりにしてきました。保険会社とししては、本人が遺族に軽はずみなことを言ってしまい、それによって損が賠償額に影響が出ることを嫌います。そこで、なるべく本人と被害者が接触しないようにさせるわけです。このようなことが、遺族の感情を逆なですることはよくあります。

ディスカウント保険会社の問題点

さらに本件では、価格を抑えた保険会社を使用していました。それが原因かはわかりませんが、保険会社の担当者の対応が相当問題で、遺族の感情を完全に逆なでしていた模様です。裁判に至る段階で、遺族感情は最悪と言っていいものでした。当方が弁護に入ってからは、何とか遺族の方にお詫びして、感情を和らげていただこうと努力しましたが、なかなか気持ちが通じることはできませんでした。

被害者陳述

裁判の場で、遺族の方は法廷まで出てきて、自分たちの感情を裁判官の前で述べました。交通事故が問題だっただけではなく、その後の対応などで、いかに自分たちが傷ついたかを切々と訴え、被告人に対しては実刑判決を要求したのです。そして、検察官も求刑において、言葉に出して実刑判決を求めたのです。

最後のお詫び

公判から判決の期間に、当方からは保険金とは別に本人の反省を示すものとして、相当額のお詫びを受け取っていただくように働きかけました。最終的に、示談はできませんでしたが、お金は受領していただけました。また、公判において弁護側としては、保険会社の問題ある行為を理由に、本人の処罰を重くすることは問題であることを訴えました。

ぎりぎりの執行猶予

判決において、裁判官は、保険会社の不手際を被告人の責任とするのは酷であることも理由に挙げて、何とか執行猶予つきの判決を出していただけました。保険会社の対応から、弁護活動に苦労した事案として、思い出深い事件です。

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