わいせつ目的が疑われたが、勾留を阻止し不起訴となった暴行事件

罪名:暴行(わいせつ目的)

最終処分:不起訴
解決までの期間:3ヶ月

痴漢は何罪か

男性が女性の身体に触った、といったケースでは、色々な犯罪に該当する可能性があります。

例えば電車内での軽度の痴漢の場合、都道府県の迷惑行為防止条例違反として検挙されることがほとんどです。

これが下着の中にまで手を入れると、強制わいせつというかなり重い罪になることがあります。

路上で女性に抱き着いたといったケースでは、女性の抵抗を押さえ込んで、キスを迫ったり、胸を揉んだりすれば、強制わいせつ罪に問われるでしょう。

そこまで至らない、例えば、路上ですれ違いざまに抱き着いて、女性が驚いた隙に逃げる、といった場合は、暴行罪か、強制わいせつ罪の未遂のどちらか微妙なところです。

この事件は、まさにそのような内容のものでした。

身体拘束からの解放

通り魔的な犯行ですから、警察がすぐに駆け付け、依頼者は、近くにいたところを現行犯逮捕されました。

知らせを受けた両親から依頼を受け、まずは、身体拘束の解放を目指しました。

依頼者の身上経歴や家族の監督、行動圏の厳重な制限、被害者への謝罪の約束など、担当裁判官と面会し、詳細に主張したところ、無事、裁判官は勾留を認めないとの判断を出しました。

わいせつ目的であることが証拠から明らかではありませんでしたが、状況的に、強制わいせつ未遂になる可能性も十分にある事件でしたので、まさにぎりぎりの解放だったと思っています。

被害者との示談交渉

被害者との示談交渉は困難を極めました。

事件現場は、お互いの自宅から近く、行動圏の調整も困難だったこと、
被害者の両親が激昂しており、弁護人に対しても不信感が強かったこと、
金銭ではなく、刑事罰や社会的な制裁を求めていたこと、などが主な理由です。

しかし、何度も被害者側と面会し、ありとあらゆる方法を説明することで、最終的には示談することができました。

不起訴とその後の経過

被害者と示談することで、本件は不起訴となりました。

不起訴後も、示談の内容を履行し、現状を確認するなど、被害者側との折衝を続けましたので、被害者側も多少なりとも安心できたのではないかと思っております。

粘り強く交渉することの重要性を再確認した事件でした。

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