強制わいせつ案件で早期の釈放を実現し、実刑を回避した事例

執行猶予
3ヶ月

1.夜間抱きつきは強制わいせつ

この事件は、夜間、後ろから女性に抱きつき胸を揉むという事件でした。
痴漢の一種ではありますが、夜間の抱きつきは、通常、迷惑行為防止条例ではなく「強制わいせつ」として処分されます。
通常、逮捕勾留され、刑罰も厳しくなることが想定されます。

2.被疑者は卒業間近だった

息子が逮捕されたということで、当事務所に依頼の電話が入り、急いで接見に行きました。
強制わいせつという重い罪ではあるものの、卒業試験直前であり、身柄拘束が続けば、卒業はおろか、内定先まで失うことになるとのことでした。
そこで、ご両親に、仕事を休んでまで監督すると約束させ、裁判官に釈放するよう説得をしました。
そうしたところ、特例措置として、勾留却下をし、釈放する決定をしてくれたのです。
ただ、検察庁としては、不服があるとして、身柄を拘束すべきだという意見を出してきました。
その後も弁護士がアフターフォローを怠らなかった結果、その不服申立ても却下され、無事、夜10時ころに警察から釈放されたのです。

3.被害者との示談交渉ができない中での最善の対応

強制わいせつで量刑を下げるためにいちばん重要なのは、被害者と示談をすることです。
しかし、この件は、被害者のお怒りが強く、示談交渉をすることさえできませんでした。
そこで、3回、検察官に示談の要望があることを被害者に伝えてもらうようお願いし、さらに、被害弁償のお金として100万円を払う意志があることも被害者に伝えてもらうようお願いをしておきました。
結果として、やはり被害者は示談に応じることはありませんでしたが、その交渉を証拠にし、被疑者の反省を示す大切な証拠となりました。

4.裁判に向けた十分な対応

実刑も予想される事件のため、何度も事務所で裁判のリハーサルを行ない、対応を協議しました。
また、犯行時少年ということもあり、被疑者の名前も隠してもらうことを裁判所にお願いをしていましたが、こちらも受け入れられ、裁判では被疑者の名前が出ずに進めることができました。
その結果、無事、執行猶予となり、一番影響が小さい形で終わらせることができました。

5.まとめ

この件は、身柄拘束が長期化し、さらには実刑も予想されるハードな事件でした。
しかしながら、両親の協力などもあり、無事、内定先も失うことなく生活できることとなり、弁護士冥利に尽きる案件となりました。

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